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キャセイパシフィック航空 香港向け新型コロナワクチン輸送の第1便を運航

キャセイパシフィック航空 香港向け新型コロナワクチン輸送の第1便を運航

シノバック製ワクチン100万回分を北京から輸送し 香港のワクチン接種計画を支援

キャセイパシフィック航空は2021年2月19日、香港向けの新型コロナウイルスワクチンを輸送する第1便の運航を、北京発香港行の CX391便にて行いました。キャセイパシフィックは今後も香港のワクチン接種計画への支援を続けていきます。

キャセイパシフィックの最高経営責任者であるオーガスタス・タンは「今回のワクチン到着は新型コロナウイルスの制圧をめざす香港にとって重要な節目であり、感染収束への取り組みにおいて一翼を担えることを光栄に存じます。この度のワクチン輸送は、香港空港管理局をはじめとする多くの業界およびビジネスパートナーとの連携を通じて行われています。」

「私たちはワクチン輸送に適した貨物ソリューションを揃えており、今後のワクチン輸送に向けて万全な態勢を整えています。香港市民の皆様を対象とした政府のワクチン接種プログラムを支援してまいります。」と述べています。

中国の製薬会社シノバック製のワクチン100万回分は、スウェーデンのエンバイロテイナー社製「RAP e2」温度管理コンテナ計6台に積載し、ワクチン温度を2〜8℃に保ち輸送しました。優先的に荷降ろしできるようにコンテナを機体のドア開口部近くに搭載するとともに、到着に際して香港国際空港のキャセイパシフィック・カーゴ・ターミナルに最も近い南エプロンに駐機させることで、航空機から貨物ターミナルまでの荷物の牽引時間短縮を図りました。

今回のワクチン輸送に際し、キャセイパシフィックでは社内および北京の荷主とフォワーダー、香港の荷受人との間で綿密な連携を図ることで、輸送行程の全てにおいて計画に即した進行を実現しました。

また今回のワクチン輸送に先立ち、香港国際空港ならびにキャセイパシフィック・カーゴ、キャセイパシフィック・カーゴ・ターミナル、地上ハンドリング業務を担う子会社の香港エアポート・サービス(HAS)では、国際航空運送協会(IATA)が策定した医薬品航空輸送の国際品質認証「IATA CEIV Pharma」を再取得し、輸入および積み替え業務のあらゆる工程における最高水準の品質保証を可能にしました。

キャセイパシフィック・カーゴによるワクチン輸送ソリューションに関してはこちら(英語)で紹介しています。