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エアラインレーティングスで「2025年サステナビリティ・アワード」受賞

エアラインレーティングスで「2025年サステナビリティ・アワード」受賞

気候変動対策と循環型社会への取り組みをさらに推進

2025年9月16日火曜日

キャセイ(本社:香港、最高経営責任者:ロナルド・ラム)の航空事業、キャセイパシフィックは、このたびエアラインレーティングスで「2025年サステナビリティ・アワード」(フルサービスキャリア部門)を受賞しました。本賞は、機内サービスから貨物事業に至るまで幅広い領域における弊社の持続可能性への取り組みが高く評価されたものです。
​キャセイは人々の人生を豊かにすることを目指し、2050年までに自社運航におけるカーボンニュートラル達成を目標にかかげつつ、資源の循環利用と持続可能なソリューションの導入を推進しています。

キャセイ サステナビリティ担当ゼネラルマネージャー のグレース・チェンは次のように述べています。

​「持続可能性は航空業界の未来に不可欠な要素です。課題は複雑ですが、お客さま、ビジネスパートナー、サプライヤー、規制当局、地域社会、そして従業員と力を合わせることで初めて前進できます。今回の受賞はその歩みを認めていただいたものであり、私どもは今後もサステナビリティの分野で業界をリードし続けます」

キャセイのサステナビリティ戦略は、機材の近代化や燃費効率の向上、持続可能な航空燃料(SAF)の活用、新技術の導入による気候変動への対応と、資源の循環的な利用やリサイクル・リユースの推進による廃棄物削減の両面から取り組みを進めています。

 

主な取り組み】

循環型社会と廃棄物削減

  • 使い捨てプラスチック(SUP)の削減を推進。2019年に1人あたり7.7品目だった機内SUP使用量を、2025年末までに1.5品目へ削減する目標を掲げ、2024年末時点で2.6品目まで削減。
  • 機内でのリサイクルを強化し、2024年から累計140万本以上のペットボトルをリサイクル。香港発便では100%再生プラスチック(rPET)製ボトルを採用。
  • ヘッドホンや毛布包装に再生紙を活用するなど、代替素材の導入を推進。エコノミークラスではリユース可能な食器の導入試験も実施中。

気候変動対策と代替燃料(SAF)

航空業界で脱炭素化の最重要手段とされるSAFについて、キャセイは2022年に「コーポレートSAFプログラム」を開始し、法人顧客が航空旅客・貨物輸送に伴う間接排出を削減できる仕組みを提供してきました。これまで香港をはじめ世界各地の空港でSAFの搭載に成功しており、2025年には新たに以下の取り組みを発表しました。

  • シノペックと提携し、香港国際空港発の一部旅客便において混合SAFでの給油を開始。
  • SKエナジーと提携し、韓国発の一部旅客便で混合SAFを使用。
  • DHLエクスプレスと連携し、傘下のエア・ホンコンが運航する貨物専用便の一部(ソウル・仁川、東京・成田、シンガポール・チャンギ発)において混合SAFを搭載。

貨物事業での取り組み

  • 香港のキャセイカーゴターミナルでは、電動化されていない貨物牽引車に、植物由来燃料「HVO」の試験運用を開始。
  • 香港で初めて輸出貨物のカバーに50%再生プラスチック製シートを採用し、輸入貨物では100%のシートをリサイクル。

 

キャセイは今後も業界をリードする環境施策を通じ、航空の未来に向けた持続可能な取り組みを加速してまいります。

詳細はウェブページをご覧ください:
https://www.cathaypacific.com/cx/ja_JP/about-us/sustainability.html