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キャセイパシフィック航空 78億香港ドルのつなぎ融資枠の行使期限の延長を香港政府と合意

キャセイパシフィック航空 78億香港ドルのつなぎ融資枠の行使期限の延長を香港政府と合意

香港のフラッグシップキャリアである弊社にとって 慎重なキャッシュマネジメントは引き続き最優先事項に

キャセイパシフィック航空(本社:香港、最高経営責任者、オーガスタス・タン)はこのたび、香港特別行政区政府からの78億香港ドル(約1,100億円)の融資枠の行使期間を1年延長することで、同政府と合意に至りました。これにより、行使期限は2022年6月8日まで延長されます。このつなぎ融資枠は、低迷が続く国際航空市場を乗り切るべく、昨年6 月 9 日に発表された 390 億香港ドル(約5,500億円)の資本増強策の一部として弊社に提供されたものです。

当社は2020 年 12 月 31 日時点で、グループ全体で280 億香港ドル(約3,970億円)を超える健全な流動性残高を保有しています。また、本年2 月の転換社債発行により 67 億 4000 万香港ドル(約950億円)、先月の社債発行で 6 億 5000 万米ドル(約710億円)を追加で調達しています。

「新型コロナウィルスのパンデミックによる厳しい市場状況にもかかわらず、当社の長期的な将来性に対する香港政府の信頼に非常に感謝しています。健全なキャッシュフローを確保すべく様々な措置を採用しているため、この融資枠は過去12ヶ月間実行していませんが、融資枠の行使期限延長により、流動性をより柔軟に管理できることから、政府の決定を有り難く感じています。弊社は、資本市場において十分な借り入れ資金調達が可能な状況にあります。これは、大手航空会社としての当社の将来性に対する投資コミュニティの信頼を反映している結果といえるでしょう。将来的にも、機敏性を維持しつつ、慎重な資金管理に重点をおき、優良な資本調達の機会が生じたときにはその機会を丁寧に検証することがとても重要であると考えます。旅行需要が徐々に回復する中、私たちは自社、キャセイパシフィック航空と国際航空ハブとしての都市、香港の長期的な展望に絶対的な自信を持っています。」(キャセイパシフィック航空の最高経営責任者、オーガスタス・タンのコメント)