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キャセイパシフィック航空のエアバスA350型初号機 香港に到着 商業運航を開始

キャセイパシフィック航空初となるエアバスA350-900XWB型機がフランスのトゥールーズを発ち、5月29日に香港国際空港に到着しました。発注済である計48機のエアバスA350-900XWB型機の初号機です。この新型機材には、ビジネスクラス、プレミアム・エコノミークラス、エコノミークラスのそれぞれにおいて最新の機内プロダクトが搭載され、乗客の旅行体験を向上させるとともに、キャセイパシフィック航空が提唱するLife Well Travelled (充実した旅が人生を豊かにする)の実現に寄与します。

 

到着翌日の5月30日、同航空では、香港国際空港に併設された香港エアクラフト・エンジニアリング社(HAECO)の機体整備用格納庫に香港の航空当局と旅行業界関係者をはじめ、ビジネスパートナーやマルコポーロクラブ会員、香港在住の来賓らを招き、最新機材のお披露目イベントを開催しました。

 

主賓のジョセフ・ライ香港政府運輸及び住宅局常任秘書長とともに、歓迎セレモニーで挨拶に立ったキャセイパシフィック航空のルパート・ホッグ最高執行責任者は「乗客は快適な睡眠や充実した機内エンターテイメント、ユーザー本位のデザインが施されたプロダクトが楽しめることを何よりも重要視していると、私どもは認識しています。そして最新のA350型機では、これら全ての要素を最高の品質とともに提供します。機内で体験し得る最も快適な睡眠が得られるよう、客室内における地上との気圧差と騒音レベルが低く抑えられ、新たな特徴も備わります。全座席には最先端の高精細タッチスクリーンを搭載したパーソナルテレビが設置され、従来を上回る選択肢の映画やテレビ番組、リアルタイムのニュース番組、音楽といった様々な機内エンターテイメントプログラムをお楽しみいただけます。また機内Wi-Fiも装備され、家族や会社、そして世界とつながることができます。」

 

「A350型機の機内に足を踏み入れた乗客は、最新機材を目の当たりにした私たちと同様に胸を躍らせるに違いありません。突出した運航効率と性能を備えたA350型機は、キャセイパシフィック航空のグローバルネットワークの拡大、そして国際航空輸送拠点である香港の地位向上と経済や貿易活動の促進を図る上で大きく貢献すると確信しています」と述べています。

 

キャセイパシフィック航空の最新鋭機A350-900型機は、新次元の旅行体験を実現させるものです。客室内の様々な装備に細心の配慮を施したデザインを採り入れており、快適な眠り、充実の機内エンターテイメント、そして仕事やリラックス時における座席空間の自在なコントロールが可能です。またひときわ大きなワイドボディは、よりゆったりしたスペースと快適さの実現を意味します。A350型機では利用クラスを問わず、静かな客室と大型の窓、雰囲気のよいLED照明や大型の頭上の荷物入れなどが採用され、乗客への配慮が行き届いています。

 

A350型機に装備されるビジネスクラスの座席は、数多くの受賞歴を誇るキャセイパシフィック航空の長距離路線用ビジネスクラスをベースに新たに開発されており、真に素晴らしい旅行体験を実現します。フルフラットになるベッドはもちろん、手が届きやすく使い勝手のよい荷物収容スペースを新たに設置し、機内エンターテイメントシステムの“Do Not Disturb”や”Wakeup Call”機能を利用したパーソナルなサービスも提供されます。

 

プレミアム・エコノミークラスとエコノミークラスでも、様々な工夫が施されています。乗客自身のタブレットでエンターテイメントを楽しむ際に役立つ専用スタンドや電源コンセント、USBポートが各座席に装備されるほか、プレミアム・エコノミークラスでは人間工学に基づいて設計された座席で快適なポジションを自由に選べる調整機能を備えたレッグレストが備えられます。またエコノミークラスの座席にはデザイン特許を取得した6方向への調整が可能なヘッドレストが装備され、快適な眠りをサポートします。

 

A350型機に搭載された最新鋭の機内エンターテイメントシステムは、キャセイパシフィック航空の最新のデザイン哲学が採用されています。大型化された各クラスのスクリーンに映し出されるユーザインターフェースは、現代的かつ斬新なデザインを擁し、新たなインタラクティブ機能によって豊富なエンターテイメントプログラムを提供します。キャセイパシフィック航空で初となる機内Wi-Fiも装備され、有料でウェブサイトの閲覧や電子メールの送受信、ソーシャルメディアへの参加が可能になります。なおキャセイパシフィック航空及びパートナー各社のウェブサイトの閲覧、また3つのチャンネルでリアルタイムに放映されるニュース番組については無料で提供されます。

 

最新鋭のエアバスA350-900XWB型機には革新的な技術と設計が採用されており、快適な機内環境だけでなく、航空機全体において優れた性能と効率を実現しています。その最新鋭のデザインは、新世代の航空機エンジンや炭素繊維に代表される先端素材などの採用とも相まって、従来型の航空機と比べて運航コストにして25%の改善をもたらしています。

 

最先端技術を駆使したロールスロイス社製のトレントXWBエンジンを搭載することにより、A350型機は同じカテゴリーに分類される機種の中では最も静かで、25%も高い燃費性能を備えています。キャセイパシフィック航空グループでは航空機で使用されるバイオ燃料の商業化を推進しており、この一環として、初号機を含めたトゥールーズから香港への全てのデリバリーフライトにおいて、10%のバイオ燃料が配合された航空燃料が使用されます。

 

キャセイパシフィック航空ではA350型機の優位性を活かし、増便や就航都市の拡大を通してネットワークの拡充と接続利便性の一層の向上を図ってまいります。これにより、乗客にはより多くの選択肢がもたらされます。キャセイパシフィック航空のA350-900型機による商業フライトは、すでに6月1日より香港/マニラ線で運航されており、当面は香港発着の中近距離路線での運航を継続します。A350型機の受領は今後も続き、今年の第3四半期よりロンドン・ガトウィック線やデュッセルドルフ線などの長距離路線に導入されます。

 

キャセイパシフィック航空のエアバスA350-900型機に関する詳細はこちらで紹介しています(英語のみ)。

 

本件に関するお問い合わせは

『キャセイパシフィック航空』広報 バーソン・マーステラ 担当:中村、佐久間

TEL: (03) 3264-6713/FAX: (03) 3237-1244/ CathayPacificJP.PR@bm.com